号外 2000年3月15日
写真集の発売日です!
今日は一日中書店巡りをしてみよう、と考えていたのですが、急な撮影の仕事が入っていまい、それが不可能となりました。
でも午後3時にはどうにかすべての撮影が終了、「お疲れさまでした」を合図に事務所を飛び出し、地下鉄に乗って都心の本屋さんへ向かいました。
合計で4件の大型書店に立ち寄ってみましたが、「おー、ある、ある、マジで売っている!」確かに、芸術書コーナーに自分の写真集が平積みになっていました。
たとえ発売直後の短い期間でも、著者にとってはこの「平積み」ってのが嬉しいのです。書店や出版社の営業の皆さん、本当にありがとうございます。
著者が書店で自分の本を見つけ、大袈裟にはしゃぐのは実に奇妙な行為ですが、たとえ売れっ子作家だって、みな同じだと思いますよ。発売日には本屋へ行き、ぼくと同じように「ふふふ」と密かに感動しているに違いないのです。よくエッセイに書いてありますよね。
でもさすがにぼくは、自分の写真集を手に取って「立ち見」するという行為は恥ずかしくて出来ませんでした。ですからすぐ側で、難しそうな小説『沈まぬ太陽』を読むふりしながら、横目でチラッチラッと自分の本を観察したのです。
書店の芸術書コーナーは、ただでさえ人が立ち寄らない場所です。当然今日も、ほとんどお客さんを見掛けませんでした。でもある大型書店で、6時31分、サラリーマン風のおじさんが一人、ぼくの写真集を手に取り、パラパラと見てくれました。
いや〜、隣で直立していた自分は緊張しました。真剣に本を読むふりをしながら、思わず赤面し、大汗たら〜りです。
それにしても、最近は風景写真集の刊行がめっきり少なくなりましたね。平積みとなっている風景写真集は、ぼくのプリンス・エドワード島の写真集と、デジカメでヨーロッパの風景を捕らえた写真集くらいでした。あとはぜ〜んぶ、棚の中。
また、4件中、2件の書店で、ぼくの本はアイドル写真集の中に埋もれていました。しかし不思議です。どうしてアイドル写真集の方にはすべてビニールがかけられているのでしょうか???
その時ぼくはあることに気がつきました。先程のおじさんがぼくの写真集を手に取ってパラパラ見ていた行為は、単なる気まぐれではかなったのかと。つまり、「おっ、この写真集はビニールがかけられてないじゃん!」という好奇心だったのでは……。(きっとそうですね)
さてみなさん、「写真集を買いました!」というメール、ありがとうございます。
正直言って、涙が出るくらい嬉しいです。本当に、本当に、ありがとうございます。この場を借りてお礼いたします。
インターネット通販をお願いしているシナプスから連絡が入りましたが、今は、ファックスで寄せられた予約注文分の出荷をしているとのこと。15日〜18日ご注文分の発送は、21日(火曜日)になると言っていました。
通信販売ではどうしても1週間かかってしまうので、お急ぎの方は書店でお買い求めください。あと、「hotmail」からの送信は、すべてエラーとなっているようです。ご注意ください。
ぼくも週末にはスケットとして、シナプスの事務所に足を運びます。