電気製品事情(1999年11月7日)
プリンス・エドワード島はカナダの中でもかなりのカントリーサイドに位置しています。だから、島で暮らす人々は近代文明から取り残されたようなとても素朴な生活をしている…という感じがします。でも、現実は違う。誰もが最新の電気製品に囲まれ、都会人と変わりない暮らしを営んでいるのです。もちろんPlayStationや64も大流行。ただ何が違うかと言うと、自然が豊かで、誰の心の中にもゆったりとした時間が流れている、ということでしょうか。
コンピューターはすでに生活の一部です。インターネットは、電話やファックスと同じような感覚で人々の意識の中にとけ込み、もう誰一人として騒ぎません。よってE-mailも当たり前。ここ2年間で30人くらいの人と名詞交換をしましたが、すべての名詞にE-mailアドレスが印刷されていました。
先日、地元観光局の友人と一緒に食事をしたのですが、その時に、州政府観光局のホームページのアクセス数がすごい、という話を聞きました。特にアメリカ人、ヨーロッパ人は、カナダ旅行前に必ずアクセスし、島の情報をゲットしているとか。また、意外と人気あるページがIslandCamだそうです。すでに日本でもかなり知れ渡っていますが、IslandCamは島をライブで見ることが出来るページ。島の高い所(季節によって違う)にデジタルカメラを設置し、そこで捕らえた写真を約15分おきにネット上で流しつづけているのです。
僕も時にはアクセスし、「今日は天気がいいな」「紅葉がはじまったな」「初雪が降ったな」とか呟きながら楽しんでいます。(仕事ではあまり役立たないけど…)
そうそう一つ面白い話を教えてもらいました。
先日、設置してあるカメラのボックスの中にハエが進入したらしいのです。風景写真と一緒にハエのドアップの写真も流れてしまったらしく、それを見た全世界の人々から、「島のハエはなんて素晴らしい表情をしているんだ」と、メールがたくさん寄せられたとか。いかにも島らしいほのぼのしたストーリーですよね。
島には500以上の宿がありますが、その多くがホームページを持っています。
エルムウッドに引き続き、今年に入ってから2つの宿がファイブ・スター(5つ星)に認定されました。アドレスは…
http://www.elmwoodinn.pe.ca
http://www.peisland.com/edenhurst/inn.htm

http://www.isn.net/shipwrightinn
シャーロットタウンにある都市型ホテルに泊まるより、こちらの方がはるかに雰囲気がいいので、皆さんも是非宿泊してみてください。
オーナーに聞くと、最近ほとんどの予約がホームページ経由で入ってくるとか。飛行機も電車も宿も、数年前は旅行代理店を通しての予約でしたが、今では僕らが直接出来る時代。やはり時代は確実に変わりつつあります。でも、旅行代理店経由で予約を入れた方が安い場合があるので要注意。代理店は卸のレートをゲット出来るからです。だから双方でレートを調べ、安い方を選べば、一番安上がりな旅が出来るというわけです。
最近日本のテレビ界でも、多チャンネル時代が訪れようとしています。でもそれは、島では一昔前の話。すべてのケーブルと契約し、300〜400チャンネルくらい入れている家庭がたくさんあります。
ついに島にもソニーの「平面ブラウン管テレビ」が上陸しました。アメリカのメーカーのテレビはブラウン管が地球儀みたいにまん丸ですから、「平面〜」はひときわ際だって見え、多くの人が欲しがっています。(でもめちゃ高く、買えるのは社長か弁護士)
カナダの田舎で生活していて感心させられる点、それはソニーやホンダのすごさです。なぜなら、海外でも必死に商品を売る努力をしているから。せっかくいいモノをつくっておきながら、国内の販売しか考えていない他の企業とはあきらかに違う何かがあります。
プリンス・エドワード島の人々は、ソニーは知っていても、他の電気メーカーはあまり知らないし、車だって、誰もがホンダが日本で一番大きな会社だと思っているのです。ホンダ・アコードに乗ることは、島の中では一種のステイタスシンボルです。
以上、あまりためにならない島の生活情報でした。