キャンプの勧め (1999月8月14日)
今回カナダでは、キャンプ生活がメインでした。
カナダには、ホテルの数と同じくらいキャンプ場があります。日本のように山の中、つまりワイルドな場所にあるのではなく、大都市の周辺とか、住宅街の脇とか、とにかく至る所にあるのです。カナダでは、適当な場所に車をとめて、車の中で夜を明かすのは禁止されているので(治安上の問題から)、一泊するとしたら必ず宿かキャンプ場に行く必要があり、だから必然的に数が多いのでしょう。
キャンプ場は実に快適です。温水シャワー、水洗トイレ、コインランドリー、プール、自動販売機……と何でも揃っています。間違いなく、ユースホステルや、下手なベッド&ブレック・ファーストよりもランクは上です。
料金は一泊10ドル〜18ドル前後、ただし一週間や一ヶ月の長期で借りるともっと安くなります。
キャンプ生活には興味はあるけど、どのようにアレンジしたらいいのわからない……という方のために、今回は少しだけHOW TOを書きましょう。
まず、空港に着いたらレンタカーを借ります。次に街周辺にあるカナディアン・タイア、Kマート、ウオールマート、ゼラーズなどの大型店へ行き、必要な物を購入します。ちなみに僕は、「ボッタクリ天狗商売」のカナディアン・タイアより、ゼラーズの方が好きです。
テントは70ドル〜250ドル、寝袋は25ドル〜60ドル。キャンプをするには最低その二つがあれば事足りますが、もしお金に余裕があれば、コンロやランタンや釣り竿を買ってもいいでしょう。もっと余裕があれば、折り畳み式のカヤックを買ってもよし。
次はインフォメーション・センターへ足を伸ばし、州のキャンプ場リストをもらいます。それを参考に好きなキャンプ場を選び、後はそこに行ってテントを張るだけ。キャンピングカー用の、電気&水道のついたサイトをもらえば、電気釜でご飯を炊いたり、コンピューターを使うことも可能です。
そんな感じで拠点さえ作ってしまえば、あとは観光地を回ったり、レストランで食事をしたり、映画に行ったりと、普通の観光客と同じです。
最後、カナダで買ったテントや寝袋などは、船便で日本へ送ってしまえばいいわけです。ちなみに、カナダで180ドルで買ったテントが、日本では4万3千円もしました。
今回、いくつものキャンプ場を転々としましたが、不思議と日本人は見掛けませんでした。でもこれは、意識の違いもあると思います。
カナダ人に、「今回はテント生活をしているんだ」と言うと、「おー、それは素晴らしい」と喜ばれます。でも日本人に同じことを言うと「何て悲惨な生活なの…」と同情されます。決して悲惨ではないのに、頭の中に「キャンプ生活」イコール「貧乏旅行」という図式が出来上がっているらしいのです。先日も、高級ホテルに泊まってこそいい写真が撮れるんだ、と豪語する著名写真家に出会ったばかりです。