個展を振り返って・その2
質問集(1999年5月14日)

「写真の色が綺麗ですね〜。ところでフィルムは何をお使いですか?」
フジフィルムのベルビア50とプロビア100を使っています。一部、コダクローム64で撮った写真もあります。

「写真の表面がピカピカ光っているのはなぜですか?」
これはクリスタルプリントと呼ばれるプリントです。いまではどこのラボでも扱っているので、皆さんもベストショットをクリスタルで大伸ばしにしてみてください。とても綺麗に仕上がります。

「どうしてこのようなシャープな写真が撮れるのですか?」
カナダも日本と同じ、晴れたり曇ったり雨が降ったりの繰り返し。その中でも特に空気の澄んだ日を狙って撮影しているのです。

「ここに展示してある写真はどうしてポストカードになっていないのですか?」
まず、写真集を出す方が先だと考えています。写真集はいつか形になるでしょう。

「吉村さんの個展はいつも東京ばかり。地方でもお願いします」
全国各地で開催したいのはやまやまですが、予算不足が原因です。僕の力ではこれが精一杯です。

「島に行ってみたいのですが、いつの時期がいいですか?」
それぞれの季節によさがあり回答が難しいのですが、ワイルドフラワーが咲き乱れる初夏(6月中旬〜7月初旬)がいちばんお勧めです。8月は観光客が多く、おまけに航空券が高くなるので避けた方がいいでしょう。秋の紅葉の頃もなかなかです。紅葉のピークは10月5日前後です。

「吉村さんは、なぜプリンス・エドワード島なんですか?」
島に強く惹かれているからです。島を撮ることは永遠のテーマ、「島が好きだ」という自分の気持ちを写真で表現する努力をしています。
もちろん、カナダの他の地域やアメリカ東海岸も撮っています。いつか個展という形で写真を発表します。

「島に宿泊施設はありまか?」
シャーロットタウンやサマーサイドには近代的なホテルやモーテルがたくさんあります。だからピークシーズンでも、宿が取れないということはまずないでしょう。最悪の場合、ビジターズセンターのスタッフがどうにかしてくれます。
牧歌的な地へ行くのだから、近代的なホテルより、家庭的なB&Bかツーリストホームに宿泊するほうがいいでしょう。

「夏場は日本人だらけと聞きましたが……」
年間1万人以上もの日本人が島を訪れています。確かに7〜8月は日本人が目立ちますが、アメリカ・ヨーロッパからの観光客は50万人以上です。だから日本人が浮いているということはありません。

「ワーキングホリデーのビザで島に渡るのですが、仕事はありますか?」
う〜ん、難しい質問です。ツアー会社やホテルなどで夏場は常に日本人を必要としていますが、島で働きたいという日本人女性が殺到しており、仕事を得るのは並大抵のことではありません。たぶん春前に入った方がいいでしょう。
夏場、島には200人以上の日本人が暮らしています。だからある意味では、日本人が住みやすい環境が整っているのです。毎日のように日本語を使うことが出来、何かあったら日本人に相談することが可能です。島の人も日本人慣れしています。
だから自分自身を強く持っていなければ、プリンス・エドワード島という異国の地で暮らしていても、日本にいる時と全く同じ生活になってしまうので要注意。ワーキングホリデーや留学の本当の意味が薄れてしまいます。
10年前と比べて一番変わった点はといえば、まさにこの点ではないでしょうか。

「カナダで半年くらいぼ〜っとして過ごそうと思っているのですが、お金はどのようにして持っていけばいいのですか?」
トラベラーズチェックが一番いいと思います。僕はいちいちサインを書くのが面倒なので、ロイヤルバンクの自分の口座に、第一勧業銀行から振り込んでいます。手数料は3,000円ほど。

「次の個展はいつですか? 情報はどうやって知るのですか?」
時期は未定ですが、たぶん1年後か2年後です。

カナダ出発を前にモーレツに忙しい毎日を過ごしています。今回はこの辺で。