この会話コーナーは、随時更新していきます。
ポスターに興味を示したある女性との会話
「あの、、、ポスターが欲しいのですが…」
「ありがとうございます」
「これ用の額って、売っていないのですか?」
「すみません、売っていません」
「どんな額が一番適するのかしら」
「そうですね、難しい質問です。よく文具店や玩具屋に売っている2000円前後のポスターやパズル用のパネルでもいいと思うのですが、随分と安っぽく感じてしまうので、出来れば額の専門店やハンズなどでオーダーした方がいいと思います。オフホワイトか木目調の木枠で、マットを切って、アクリルを入れれば、ポスターがオリジナルプリントと見間違えるほど輝くはずです」
「でも額装って、すごく高いですよね」
「はい、高いです。1万〜1.5万はいくのではないでしょうか。実はまだ僕自身もやっていないのですよ。でも先日、あるペンションで額装されたポスターを観て、おおおっ、これはすごいぞ!と唸ってしまいました(写真下)」
「頑張ってお金を貯めます」
「はい、僕も頑張ってお金を貯めます」
このペンションでは、オフホワイトの枠とマットを使っていました。マットを切ってもらう時に、ポスターの余白とPRINCE〜という文字も生かすように注意したとか。もちろん表面には透明なアクリルが入っています。
毎回写真展に来て下さるご夫婦(50代)との会話
「写真展、とても素晴らしかったです。スライド上映会にも是非行きたいのですが、もう予約を完全に締め切ってしまったのですか?」
「すみません、今回は4月2日の3時に定員オーバーとなりました」
「あ〜、残念」
「僕も申し訳ない気持ちで一杯です。特に今回は、スライド上映会の事を知らなかった人から、たくさんのクレームが寄せられています」
「次回はいつなんですか?」
「まだ未定です。でもこれから先、何かのテーマを発表する場合、『写真集』『写真展』『講演会』の3点セットで考えていこうと思っています」
「でも、どうやってその情報を知るの?」
「芳名帳にお名前を記された方にはダイレクトメールをお送りしていますが、毎回高額な費用がかかり、おまけに相当数が宛先不明で戻ってきてしまうので、ゆくゆくはインターネット上のホームページだけの告知に切り替えていくつもりです」
「私たちパソコンを持っているけど、この人(主人)がちっともインターネットに繋げてくれないのよ」
ある女性との会話
「BGM、これってエンヤですよね」
「エンヤもそうですが、その他に10曲くらい入っています」
「でも、エンヤですよね」
「全部がそうではありません。ラッセ監督の映画作品のサントラからも何曲か拾っています。特に僕の好きなのは5番目です」
「そ、そうですか……」
初日、吉村とお客さんとの間で、このようなやり取りがたくさんありました。
なぜお客さんたちは首を傾げるのだろう…? と不思議に思っていたら、その原因が夜になって判明。何と吉村はオーディオの使い方を間違えてしまい、CDの1曲目だけ、つまりエンヤだけを延々と8時間もリピートしていたのでした。ヒェ〜皆さんスミマセン。受付にいると、あまり音楽が聞こえてこないのです。2日目の朝に富士フォトサロンの方に機械の使い方を教わり、全曲を流すようにしました。
高校の地理の先生との会話
「最近観た映画で『シッピング・ニュース』ってのがあるんだけど、まさにこの辺りでしょ?」
吉村は地図を指差しながら、
「そうです。ここのニューファンドランドが舞台です」
「実際、ロケも現地で行われたの?」
「はい、7〜8割が現地ロケだと思います。僕もよく知る漁村が登場してきます。冒頭シーン、物語ではニューヨークが舞台ですが、実はあれもノバ・スコシア州ハリファックスで撮影されているのです。町中に、大きなハリウッドのスタジオがあります」
「なるほど、やっぱりカナダもアメリカ色が強いんだな」
「カナダの宿命だと思います」
写真に対して厳しい目を持つおじさまとの会話
「1回目、2回目と観てきたけど、今回の個展が一番いいね」
「ありがとうございます」
「キミの写真、確実に変化してきているよ」
「ありがとうございます」
「次の個展は2〜3年後だね。テーマはもう決まっているのかい」
「はい、漠然とですが、まとめてみたいテーマはあります」
「案内状、心待ちにしているよ」
「必ずお送りいたします」
あるOLとの会話
「5月9日のカナダ大使館でのスライド上映会、もう予約を完全に締め切ってしまったのですか?」
「はい、締め切りました」
「えっー、行きたかったなぁ〜」
「すみません。12時間で一杯になってしまいました」
「そのような情報は、吉村さんのホームページでしか知る方法はないのですか?」
「そうですね、今はそれしか方法がありません」
「会社のインターネットって、最近使いにくくなっているんです。前は上司の目を盗んでインターネットやり放題だったのですが。4月からの上司って、すっごくうるさいんです」
「そうですか。まあ、会社って仕事をする場所ですから、仕方ないですね」
「あの〜吉村さん、2名なんですけど、特別に参加を許可してもらえないでしょうか?」
「もちろんいいですけど、でも席がないですよ。1時間半、立ち見でもいいんですか?」
「全然構いません!」
「じゃあ、6時15分までに大使館に来てください」
「ありがとうございます!!!」
と、このようなやり取りがたくさんありました。
5月9日は予定通りカナダ大使館でスライド上映会を行いました。予約があって当日来なかった人がいたので、50席ほどシートに余裕ができ、みんな座ることが出来ました。
写真家を目指す若者との会話
「あの〜、僕はどうしても写真家になりたいと思っているのですが、どうしたら写真家になれるのでしょうか?」
「そうですね。とにかく写真を撮ることです」
「でも、テーマさがしって、難しいですよね」
「僕の場合はカナダでしたが、誰でも生活している時に必ず心に響いてくる出来事、場所などがあるはずです。それをテーマに撮影すればいいと思います」
「わかりました。でも写真を撮ったらどのように写真家としてデビューするんですか?」
「やっぱり個展が一番いいと思います。出版関係や写真界からもたくさんの人が来てくれますから」
「吉村さんも個展できっかけを掴んでいったのですか?」
「そうです。6年間のニコンサロンでの個展が写真家としてのデビューだったと思います」
「ありがとうございます。頑張ってみます」
50代くらいの、怖そうなおばさまとの会話
「ねえねえ、あなたって本当に素晴らしい写真を撮るけど、次の個展はいつなのよ?」
「2〜3年後だと思います」
「あら、1年後にしなさいよ」
「まだ審査にも出していないし、たとえ審査に通ったとしても、それから1年半待ちなんです」
「常にあなたの写真を展示してある場所はないの?」
「ありません」
「だったら写真美術館でも建設しなさいよ」
「僕も、常に写真を展示出来る個人美術館のようなものがあれば、どんなにいいことかと思っています。でもこれって、写真家なら誰でも思う『永遠の夢』なんです。僕の場合、70歳くらいまでに実現できればと……」
「あら、あんたそれじゃあダメよ。わたしなんかもう死んでいるじゃない。いいから早急に実現させなさい」
「はあ、でも莫大な資金が。。。」
写真集を買ってくれた女性との会話
「本のご購入、ありがとうございます」
「吉村さん、ホームページ、いつも楽しみにしています」
「あっ、やっぱり見ているんですか!?」
「ええ、1週間に1度はかならずチェックするようにしています」
「近頃、更新が滞ってしまい、スミマセン」
「気にしていません。わたしのパソコンって、更新したホームページを自動で教えてくれるソフトが入っているんです。だからアクセスする時は、必ず情報が新しくなっています」
「なるほど、便利なソフトがあるんですね」
「吉村さん、以前、日記を公開していましたよね。あれってどうしてやめてしまったのですか? 楽しみだったのに……」
「忙しいからです。今年に入ってから、かなり時間に追われています」
「一つ質問してもいいですか?」
「はあ、何でしょう?」
「日記では、週末だけが『ごく普通の土曜日、日曜日』となっていましたよね。ごく普通って、一体何が普通なんですか?」
「はあ、ごく普通に過ごしているだけですが……」
「その普通を知りたいのです」
「はあ、でもごく普通なんです……」
午前中、たくさんの高校生が訪れました。訊くと、銀座のギャラリー見学という課外授業だとか。1人の女子高生が吉村に向かって質問してきました。
「すみませ〜ん、写真を撮っていいですか?」
「う〜ん、著作権の問題があるからなあ〜。ところで写真を撮ってどうするの?」
「レポートを書くんです!」
レポートならまっいいか、と吉村は早速撮影の許可を出しました。
「どんどん撮っていいよ」
「キャー、ありがとうございます!!!」
すると女子高生たち、パネル写真にカメラを向けはじめました。デジカメを使っている人もいましたが、ほとんどがカメラ付きの携帯電話。
「お〜、すごいね。これっていま話題の写メールなの?」
「そうで〜す」
「ちょっと見せてよ」
この後、吉村は彼女たちと携帯の見せあいっこをして楽しいひとときを過ごしました。やっぱり今の時代はカメラ付きの携帯電話が主流なんですね。吉村も思わず欲しくなりました。
写メールを自在に操る女子高生。シャッターを切る時の「カシャッ」って音が、会場内に心地よく響いていました。
地方から飛行機に乗って出てきてくれた元会社の上司夫妻との会話
「遠くからありがとうございます。今日はこれから何処へ行くんですか? やっぱりお台場ですか?」
「へへへ、埼玉で行われるモーニング娘のコンサート」
「エッ、今日なんですか!? よく席が取れましたね」
「うん、インターネットの先行予約でね。ところで吉村君はモー娘の中で誰がタイプなの?」
「テレビはほとんど観ない人間ですから、モー娘と言われてもよくわからなのです。歌もまったく聴いたことがありません。でも、○○○○なんかキラキラと輝いていて好感度ナンバーワンだと思いますが……。あっ、誤解しないで下さい。僕のタイプを言っているのではないですよ」
「でも、彼女はモー娘のメンバーじゃないよ」
「そうなんですか! また一つ勉強になりました。ありがとうございます」
「でも吉村君、知らないとか言っていながら、ちゃんと芸能人の名前を知っているじゃない」
「芸能人の名前を知らないと友達との会話についていけないものですから。だから週刊誌などを読んでいる時に必死になって名前を覚える努力をしているんです。結構大変ですが……」
「偉い、やっぱり日本人はそうでなくっちゃ。吉村くん、くれぐれも外国かぶれしないでよ」