4月1日(日)
ごく普通の日曜日。(東京に戻る)

4月2日(月)
早朝から仕事。(カナダ出発前は、やることが多くて大変です)
昼頃、銀座へ。京橋のクリエイトでデュープを引き上げる。
竹橋のエア・カナダへ立ち寄り、チケットに関する相談。
池袋のサクラヤで、注文していた写真用品を引き上げる。
東京三菱銀行で、日本円をカナダドルのT/Cに両替。(4月ということもあってか、銀行内はモーレツに混んでいました)
事務所に戻り、深夜2時まで仕事。(今日頑張れば、明日はかなり楽になります)

4月3日(火)
写真機材の点検&パッキング。(今回の海外取材は、5台のカメラと12本のレンズを持って行きます。夕方、フィルターが1枚不足していることに気づき、わざわざ新宿のヨドバシカメラまで買いに出掛けました)
紀伊国屋書店に立ち寄り、取材中に読む本を数冊購入。(今回もカナダに持っていく荷物の総重量が100キロを超えます。少しでも荷物を軽くするため、文庫を中心に揃えました。そうそう、宮部みゆきの新刊が発売されていたので衝動買いしましたが、上下巻と別れており超重い。よって、カナダへは上巻だけ持って行くつもりです)

4月4日(水)
午前中、スーツケースを引っ張り出し、パッキング。(衣類などの生活用品の荷造りは、いつも当日の朝になってしまいます)
昼頃、まず2個の荷物を持って箱崎シティエアターミナルへ。その荷物をロッカーに預けた後、一端事務所に戻る。
次に別の2個の荷物を持って、再び箱崎へ。ロッカーから取り出した2個の荷物と合わせ、合計4個でチェックイン。
リムジンバスで成田へ。
全日空のラウンジで、パワーブックを立ち上げ、やり残したメール書きの仕事をすべて片づける。
19:15、AC002便は定刻通り成田を出発。(飛行機が離陸する時、思わず「さらばスギ花粉!」と叫んでしまいました)
12時間後、定刻通りトロントに着。乗り換えてハリファックスへ。
レンタカーをピックアップ。30キロ北へ移動し、テューロ郊外のモーテルにチェックイン。(アトランティック・カナダに入る場合、ハリファックス止まりにして、この町でレンタカーを借りる方法が一番経済的です)

4月5日(木)
7時にチェックアウト。
テューロのティムホートンでコーヒーをテイクアウト。
コーヒーを啜りながら一気に400キロ走り、プリンス・エドワード島へ。
シャーロットタウンの定宿にチェックイン。(まずはこの島に4日間いる予定です)
カメラ機材の準備。昼頃から撮影を開始。(今年1年間は、アトランティック・カナダ4州とケベックの取材をメインに考えています。その間に、アメリカ東海岸とカナダ内陸部の取材も行うつもりです。もちろんプリンス・エドワード島も追い掛けるつもりですが、今までとはまったく違うスタイルで撮影します。どんなスタイルかは今はまだ秘密ですが、きっと皆さん驚きますよ。写真を見て新鮮な感動を味わうはずです)
午後は撮影に没頭する。

4月6日(金)
時差ボケと戦いながら、一日中撮影。(先週末にどか雪が降ったとかで、凄まじい雪の量。何と路肩には1~2メートルの雪の壁です。今回の取材は雪解けの表情を狙うことがメインですが、これだと苦戦しそうです)

4月7日(土)
時差ボケと戦いながら、半日撮影。(それにしても寒い、寒い。すでに4月だというのに、今日の最高気温はマイナス1度でした)
夕焼けの撮影に行きそびれる。(1時間ほど仮眠を取るつもりが、時差ボケのため、ついつい3時間も熟睡してしまいました)

4月8日(日)
早朝から撮影。(朝は車の霜取りからはじめます。1枚、手応えのある写真が撮影できまました)
一日中、雲一つない快晴。(暖かな日差しに照らされて、雪はどんどんとけていますが、島はまだまだ冬の装いです)

4月9日(月)
キングス地区を撮影。
途中から雪。
ランドリーで洗濯。
シャーロットタウン近郊を撮影。
○さん宅に呼ばれ、食事をご馳走になる。
チャイニーズの留学生と雑談。(二人の可愛い女の子に、「あんた、カナダばっかり撮ってないで、中国も撮りなさいよ!」と言われてしまいました)
宿に戻って、明日の準備。

4月10日(火)
橋を渡ってニュー・ブランズウィック州へ移動。
一気に400キロ北上し、ケベック州との州境にあるキャンベルトンへ。
雰囲気のいい民家を撮影中、犬のフンを踏みつける。(カナダでは犬は放し飼いです。よって一年に一度くらい、このような大失敗をするのです。車を運転している時に妙な匂いに気づき、靴底を見て「あ〜っ!」と叫んでしまいました。路肩に急停車し、雪を使って必死になって靴底についた汚物を取り除きました。近くの町に入ってからも、水たまりを見つけて再度洗浄。犬のお陰で、40分も貴重な時間をロスしてしまいました)
ケベック側にあった、40ドル台の安モーテルにチェックイン。(この時期、キャンベルトンのモーテルはすべてクローズしており、オープンしているのは一泊70〜80ドル台のビジネスホテルのみです。吉村はいつも金に苦労しています。よって個人取材では、50ドル以上のモーテルには絶対に泊まらないと心に誓っています)
夕方、ケベック州の森を巡り、撮影。

4月11日(水)
朝目覚めた時ギンギンにテンションが高く、妙に頭が冴えていることに気づく。(半年に一度くらい、このようにハイになる時があるのです。ベッドからガバッと起きあがった時、一人でジョークばかりを連発してしまいした。はたから見ればアブナイ人間ですよね…)
ティムホートンでテイクアウトしたコーヒーをグビッと飲んだ後、宿をチェックアウト。
ケベック州ガスぺ半島の海岸線を巡る。(何故か心がウキウキしているのがわかります。こんな日は決まっていいことがあるのです。案の定、農夫のお爺さんと仲良くなり、近くを案内してもらい、たくさんのベストショットを撮ることができました。ちなみにお爺さんはフランス語しか喋れません。僕は英語のみ。お互い、身振り手振りのボディートークですが、いつもどうにかなっていくものです)
250キロ北上し、ペルセへ。
冬の静かな町並みと、有名なペルセ岩をみっちり撮影。
150キロ南下し、海岸線の小さな町の安モーテルにチェックイン。(部屋は清潔でしたが、○○臭い匂いがたれ込めていました)

4月12日 (木)
朝7時に宿を出て、200キロ南下し、ニュー・ブランズウィック州へ。(2日前、ドライブ途中に「撮ろうかな」と思って、撮らなかった被写体があります。今日もその被写体の事が気になって仕方なく、結局舞い戻り、撮影しました。やはり写真は思い立った時に撮っておかないとダメでね)
再びガスぺ半島へ。内陸部132号線、234号線、232号線を走り、半島を横断。(この道を走るのは初めてでしたが、風景は思っていた以上に退屈。よって一枚の写真も撮らず、一気にニュー・ブランズウィック州まで抜けてしまいました)
途中から天候が崩れ、雨になる。
エドモンストンの町のショッピングモールで、コーヒーを飲みながら少し休憩。(今日どうするか考え、州都フレデリクトンまで行くことに決めました。定宿に予約の電話を入れようと思ったら、電話番号の名刺ケースが見つかりません。駐車場に5つのバックを広げ、必死になってさがしていると、通りがかりの地元の人は「あらあら、まるでフリーマーケットのようね、頑張って!」と励ましのエールを送ってくれました。20分後、スーツケースの衣類の下にあった名刺ケースを発見! ふ〜、一汗かきました。早速近くの公衆電話から宿に電話すると、部屋は問題なく空いているとのこと。早速予約を入れました)
300キロ、ノンストップで車を走らせ、州都フレデリクトンの定宿にチェックイン。(宿に入ったらバタンQでした。今日の走行距離は何と950キロです。相変わらず吉村は、一日に2回ガソリンを満タンにしています。1ヶ月で2万キロ走ることもよくあります。よって、1年で20万キロ! 写真家の生活って、とてもハードなんです。よく体力が持つよな〜と、自分で感心してしまいますが、正直言って、30歳を過ぎてからあまり無理がきかなくなってきたのも事実。やっぱり三十路を過ぎると、人間の体って確実に変化してきますね)

4月13日(金)
一日中、冷たい雨。
朝、コーヒーを飲みながら、今日はオフの日と決める。
5本のメールを日本へ送信した後、フレデリクトンのダウンタウンへ。(町はひっそりしていました。そう、今日は祝日で休み)
ポンデロサでランチ。(ポンデロサはステーキハウスで、吉村がお気に入りのファミレスです。10日間、ろくな物を食べていなかったので、久々にまともな食事をしました)
宿に戻り読書。
夕方もひたすら読書。
夜も読書。

4月14日(土)
雨、時々雪。
郊外の景観を中心に撮影。(雨が降っている時は、撮りたいと思う被写体をなかなか見つけ出すことができません。一応フィルムを2本回しましたが、決まったなと思える写真はワンカットのみでした)
ショッピングモールのフードコートで遅めのランチ。
夕方は宿に戻って読書。
夜もショッピングモールのフードコートでまずいパスタを食べる。
大型書店チャプターズで写真集などを立ち見しながら1時間ほど時間を潰す。

4月15日(日)
朝から雪。
7時に宿をチェックアウト。
トランスカナダハイウェイに乗り、120キロのスピードで500キロの道のりをノンストップで飛ばし、ノバ・スコシア州アナポリス・バレーへ。
ケントビルの定宿にチェック・イン。(おじさんとおばさんは、「あら、帰ってきたのね!」と大喜びで迎え入れてくれました)
天気が悪かったので、撮影を断念し、ベッドの上に横になる。(5時間ドライブの疲れが一気に出たのか、3時間も昼寝をしてしまいました。そのため夜は眠れなくて困りましたが…)

4月16日(月)
一日中、各地を精力的に回り、撮影。(ここアトランティック・カナダの新緑や草花の開花はまだまだ先の話です。今日も何人もの地元の人との交流がありました。その誰もが、今年は雪が多かったので「春の訪れは遅れるよ」と言っています。でも吉村は逆に、「例年より早くやって来るな」と予測しています。雪が多い年は、決まって季節の巡りは加速するものなのです)
夕方、どっと疲れが出たので、ひとまず宿に戻り休憩。(昨日から、今回日本から持ってきた本の最後の一冊、宮部みゆきの『模倣犯』を読み始めましたが、う〜ん、やっぱり死ぬほど面白い。あ〜、もう上巻を読み終わってしまいます。無理してでも下巻を持ってくるべきでした)
6時から8時まで、南部を巡り夕景の撮影。(カナダもだいぶ日が長くなってきました)

4月17日(火)
快晴。
朝から撮影。(カントリーサイドで出会った農夫のおじさんと赤い納屋を撮影しました)
午後は100キロ南下し、ハリファックスの街へ。
ミーティングの前に少し時間があったので、大型書店チャプターズに立ち寄り写真集を物色。(一冊、気に入った写真集がありました。欲しかったのですが、本がボロボロでおまけに汚れており、諦めました。そう、書店にある写真集などの豪華本は、かなり汚くなっているのです。すでに皆さんも知っていると思いますが、北米で暮らす多くの人々は、本を書店で買わず、アマゾンなどのインターネット通販で買うようになっています。書店へはふらりと時間つぶしに行くだけ。だから、コーヒーショップと提携し、まるで図書館のようになっている書店もあります。よくこれで経営が成り立っていくよな、と感心してしまいますが、このチャプターズも独自でネット通販をしており、たぶんそこで稼いでいるのですね)
ハリファックス在住の○さんと合流し、近くのチャイニーズレストランで食事をしながら打ち合わせ。
2時間ほどで終え、再び100キロ北上し、アナポリス・バレーへ戻る。

4月18日(水)
雨、時々雪。
6時に宿をチェックアウト。420キロをノンストップで飛ばし、ノバ・スコシア州からプリンス・エドワード島へ。
定宿にチェックイン。
ランドリーで洗濯後、2時間ほど郊外の雪降る景観を撮影。
ヌードルハウスで夕食。

4月19日(木)
快晴。
クイーンズ地区を巡り撮影。
サマーサイドのバーガーキングでランチ。
夕方、宿に戻って荷物整理。
シャーロットタウン郊外にある倉庫を契約。荷物をすべて預ける。(4週間後にカナダに戻っていくるので、今回はすべての荷物を置いていくことにしました。カメラ機材、衣類&下着まで、何から何まで全部です)
結局今日もヌードルハウスで夕食。

4月20日(金)〜21日(土)
4時に起き、宿をチェックアウト。
ティムホートンでテイクアウトしたコーヒーを啜りながらノンストップで300キロ東に移動。ノバ・スコシア州ハリファックス空港へ。
レンタカーを返却。
チェックイン。(11時発トロント行きの便でしたが、カウンターで交渉し、1本早い便に変更してもらいました。今回はすべての荷物をカナダに置いていくので、手にしているのはMacintoshのパワーブックとパスポートのみ。日本に帰るというのに、まるで池袋か新宿に遊びに行くような格好です。こんな変なヤツ普通いませんよね)
2時間後、トロント着。
エアカナダのラウンジで3時間、インターネットをやりながら時間を潰す。
PM1時発AC001便で成田へ。(エコノミーのシート4席独占できたので、13時間のフライトもそれほど苦痛ではありませんでした。そうそう、途中面白いことがありました。何と僕らが乗った001便のすぐ横を、バンクーバー発成田行きのジャンボ機が並行して飛んでいるのです。80回以上太平洋を超えていますが、こんなことは初めてです。スッチーからも、「皆さん、これは大変珍しい光景です。是非窓の外をご覧になってください!」とアナウンスが入りました)
リムジンバスで池袋へ。その後、地下鉄で板橋へ。

4月22日(日)
ごく普通の日曜日。

4月23日(月)
案の定、時差ボケのため朝2時に目覚める。(どんなに頑張っても眠れないので、結局3時から仕事を開始しました。ちょっとした原稿書きです)
朝8時に昼食。
大崎のクリエイトまで足を運び、今回のカナダ取材で撮影したフィルムを現像に出す。担当者の○さんと少し雑談。
池袋のサクラヤで、新しいカメラを注文。(5月で2年間払い続けてきたカメラのローンが終わります。次に何を買おうかなと検討した結果、マミヤ7+50ミリレンズを手に入れることにしました。またまた2年ローンです。ちなみに吉村は今、5つのローンを抱えて苦しんでいます)
事務所に戻り、電話&メール書きに追われる。

4月24日(火)
午前中、ワープロ打ち。
午後は近くのデザイン会社で、資料のコピー取り。
夕方、不動産屋に足を運び、事務所として借りているマンションの更新をする。(更新は、2年ごとやってきます。この時に更新料として家賃の1ヶ月分を支払うわけですが、それにしても「更新料」って、大変ですよね。賃貸を借りる時の「礼金」や「不動産屋手数料」だって、実に奇妙なお金です。日本では、「衣」「食」「住」の中で一番厄介なのはやはり「住」だと思います。これがぼくら一般市民の生活を苦しめている悪の根元。政治が思い切ったメスを入れてくれればいいのですが……)

4月25日(水)
相変わらず時差ボケで苦しむ。(昨晩は10時に寝ました。そして「あ〜ぐっすり寝た」と目覚めたら、何と夜中の12時半! それからはどんなに頑張っても眠れず、結局今日もAM1時から1日がスタートです)
東京は朝から冷たい雨。
8時、都営三田線の超満員電車に乗って新宿へ。
京王プラザホテルで、某出版社の編集者○さん&○さんと打ち合わせ。
その後、吉村は大崎のクリエイトへ行き、現像済みのフィルムをピックアップ。
山手線と地下鉄を乗り継いで某出版社へ移動。○さん&○さんと打ち合わせ。
終了後、吉村はその足で銀座へ出て、出張で東京に出てきている親友と合流。

4月26日(木)
事務所内で仕事。(日本を留守にしていた跳ねっ返りが来ているので、超多忙。とにかくやることがたくさんあるのです。写真整理や原稿書きなどの仕事は、すべてゴールデンウィークに持ち越しです)
アマゾンから本が届く。(最近は書店に足を運んでいる暇がないので、本はすべてアマゾンで購入しています。宮部みゆきの『模倣犯』の下巻とか、早く読みたい本がたくさんありますが、読書をしている暇がありません)

4月27日(金)
時差ボケが治りはじめる。(今朝の目覚めはAM5時でした。もう大丈夫でしょう)
午後2時までワープロ打ち。
春夏のカナダ取材のスケジュール出し。その後、航空会社にファックスを送り、便の予約。(今年も2〜3ヶ月間、カナダへ入ります。各地を転々とする予定ですが、そのスケジュール出しが結構大変。あれこれと2時間も考えました)
○社へ足を運び、来年2002年用の販売用カレンダーの色校を受け取る。(カレンダーは昨年と同じサイズですが、今年はデザイナーが違うので、写真選びと雰囲気ががらりと変わっていました。来月には出来上がるそうですが、店頭に並ぶのは10月頃からです。インターネット通販もその頃からだと思います)
○さんと近くの寿司屋で一杯。(カナダから帰って来て食べる日本の味。感動的な美味さです!)

4月28日(土)〜4月30日(月)
たまっていた写真整理と原稿書きの仕事に追われる。
そうそう事務所のベランダに、大きなトンボが遊びに来ました。「あ〜、季節はすっかり秋……」と一瞬思いましたが、あれっ、今は確か春ですよね。何故この時期にトンボが飛んでいるのか、東京という街は実に不思議です)

※メールアドレスは kaz@kaz-yoshimura.comからinfo@kaz-yoshimura.comへ変更しましたが、前のアドレスでもきちんとメールは届きます。